留学をされる方へ
当クリニックでは、海外へ留学される際に必要な予防接種、健康診断、英文書類作成を行っております。
留学先の学校(小学校・中学校・高校・大学・語学学校)により、
要求される予防接種や健診内容が異なるため、それぞれに合わせた書類作成が必要になります。
留学が決まりましたら、下記のようにご予約をお願い申し上げます。
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Step1
初診の方は、お電話(090-8568-3336)にて予約枠について調整を行います。お電話にて当院の受付もしくは所属企業担当者から企業・団体コードをご確認下さい。Web予約の際に企業・団体コードを入力して頂く必要がございます。
ご予約はWeb予約システムよりお取りください。お電話のみでは予約は完了しておりません。Web予約システムでは、予診票・同意書も入力してもらうことになりますので、必ず受診者本人もしくは保護者の方が入力してください。
再診の方で新たに予約したい方、予約を変更したい方は、お電話にて調整致しますので、090-8568-3336までお電話下さい。
予約システムはこちら

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Step2
企業様の健診、留学時の指定の書類など、必要書類がある方は、必ず事前にFAXもしくはメールでデータを送って頂くか、下記URLよりデータをアップロードして頂く必要があります。また、今までの予防接種記録(母子手帳等)がある方は、そのデータ(写真やPDF等)も下記よりアップロードしてください。
アップロード

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Step3
来院される際には、ご本人確認のため、パスポート、保険証、子ども医療受給者証等をご持参ください。また母子手帳や予防接種記録カードをお持ちの方はそれらもご持参ください。
お支払いは、現金、クレジットカード、企業請求のいずれかになります。クレジットカードは、VISA、MasterCard、JCB、AMEX、Diners Clubのご使用が可能です。

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Step4
トラベル外来の予約確認・変更・キャンセルやワクチン接種記録を参照したい方は、下記よりお願い致します。
受付番号、生年月日、日中連絡先(電話番号)は予約時に入力した内容を入力して下さい。
予約確認時のメールにそれらの内容記載がありますが、メール紛失等で受付番号等をお忘れになった場合は、当院へ連絡して下さい。
確認・変更・キャンセル等

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Step5
ご予約前や受診される前に、ご質問やご相談がある方は、こちらのご相談フォームから送信してください。
ご相談フォームはこちら
留学における予防接種
留学先により、要求される予防接種は異なりますが、基本的には、留学先の現地の定期予防接種スケジュールの完遂や各学校が定めた予防接種が必要になります。下記のワクチンが要求されることが多いので、ご覧頂けますと幸いです。
それぞれの予防接種は国や地域により接種適応年齢やスケジュールが異なるため、留学先の要求される通りに接種する必要があります。
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麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘ワクチンについて

これらのワクチンは、最低2回の接種が要求されます。日本では、単体ワクチンあるいはMRワクチンとその他単体ワクチン接種をされていることがほとんどです。
海外ではMMRワクチン(麻疹・風疹・おたふくかぜ混合ワクチン)と水痘ワクチンまたは、MMRVワクチン(麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘混合ワクチン)が基本で有り、まれに、MMR接種しか受け付けない学校もありますので注意が必要です。また、抗体検査で陽性を証明することでも受け付けてくれる学校もあります。
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Tdapについて

Tdapという三種混合(ジフテリア・破傷風・百日咳)ワクチンが要求されることが多いです。
日本では、小児期にDTaP(三種混合), DT(二種混合)を接種しますが、これらとは異なるワクチンであり、Tdapは輸入ワクチンとなります。
アメリカでは7歳以上で接種可能(DTaPは7歳未満まで)ですが、国によっては4歳など低年齢から接種することもあります。
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ポリオについて

日本では、生ポリオを接種されている方は2回、不活化ポリオを接種されている方は4回接種が基本です。
留学の際は、生ポリオ・不活化ポリオを問わず3回あるいは4回接種が要求されることが多いです。
多くの日本人は不足分を接種する必要があります。
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A型肝炎およびB型肝炎について

A型肝炎は2回接種(輸入A型肝炎:初回、6~12ヶ月後)、B型肝炎は3回接種が基本になります。学校により、A+B型肝炎混合ワクチンも許容されることがあります。B型肝炎の接種スケジュールは各学校により若干異なりますが、多くは初回、1ヶ月後、6ヶ月後というスケジュールが多いです。
留学をされる方は、渡航までの時間の関係上、A型肝炎は2回目、B型肝炎は3回目の接種が日本で接種できないことが多いため、スケジュールが渡航前に完遂できない場合は、残りの回数を海外現地で接種することも検討してください。
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髄膜炎菌ワクチンについて

髄膜炎菌は、健康な人の鼻やのどの粘膜に存在していますが、ヒトからヒトへうつり、鼻やのど、気管の粘膜などに感染する細菌です。
全身に感染がひろがると、脳の炎症や全身の臓器障害をおこし、死に至ることもある病気(致死率は約20%)です。
集団生活で流行しやすいと言われており、特に先進国への留学の際は、接種が義務づけられていることが多いです。年齢によって接種回数は異なり、1回接種または2回接種(初回から8週間あける)が基本になります。
結核検査について
留学時に要求される結核検査は、
ツベルクリン反応、IGRA(T-SPOT・クオンティフェロン)、胸部レントゲンの3種類があります。
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ツベルクリン反応検査
ツベルクリンを接種し、48~72時間以内に膨疹・硬結を判定します。日本の基準ではなく、世界の基準で判定します。日本人はBCGを接種しているため、ツベルクリン反応検査で陽性となることがあり、その場合は、IGRA検査や胸部レントゲン検査が必要になることがあります。
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IGRA
IGRAとは採血で行う特殊な検査であり、T-SPOT・クオンティフェロンと呼ばれるものです。平日の午前中のみしか検査ができません。結果が出るのには5~7日程度かかります。BCG接種をしている方はツベルクリン反応検査では陽性になることがあるので、IGRAを推奨する学校が増えています。
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胸部レントゲン
肺結核の影がないかどうかを確認します。
ツベルクリン反応検査が陽性の時に要求されることが多いです。