百日咳の流行とワクチンについて
2025年4月現在、全国的に百日咳が流行しています。特に、抗生剤のマクロライドに耐性を持つ百日咳菌が多いとされています。
当院の発熱外来でも、既に百日咳の陽性例が出ています。当院では、多項目PCR検査にて20分程度で百日咳がどうかの判定が可能(ただし発症から3週間以内)ですので、咳の症状がある方は090-8568-3336までお電話でご予約をお取りください。
また、2025年に入り、百日咳により乳児の死亡例が報告されています。
https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/iasr/IASR/Vol46/543/543p01.html
まだワクチン接種前の乳児であったとのことです。
日本以外の国では、百日咳の抗体が低下している年齢の方は、百日咳含有ワクチン(DPTもしくはTdap)を接種し、社会全体で新生児、乳児を百日咳から守るということで、4-6歳でDPTの定期接種、11-16歳でTdapの定期接種、妊婦さんには妊娠後期でTdapの接種が推奨されています。
日本においても社会全体で赤ちゃんを百日咳から守る必要があります。10年以内にDPTもしくはTdapを接種されていない方は、是非ワクチン接種を検討してください。当院では、DPT及びTdapの両方があります。妊婦さんには、アメリカのCDCの推奨のようにTdapを推奨致します。ワクチン接種を希望される方は、090-8568-3336までお電話でご予約をお取りください。