麻疹(はしか)情報について
2018年4月21日現在、沖縄、名古屋で麻疹患者さんが報告されています。
4月20日には、台北ー仙台便のタイガーエアに搭乗していた客室乗務員が麻疹を発症しており、接触した可能性のある日本在住者が39人いることが発表されています。
名古屋の患者さんについては、4/7に新幹線で移動しており、また名古屋市内の医療機関を受診していることから、これらの場所で接触した可能性のある人で麻疹の抗体がついていない人は麻疹を発症する可能性あります。
接触後、2週間前後で発症することが多いので、この週末から来週にかけて麻疹の患者さんが出現する可能性があり、当院でも警戒しております。
典型的な麻疹患者さんであれば臨床診断はさほど困難ではないと思いますが、修飾麻疹の場合は典型的な症状がそろわないため、臨床診断が非常に困難になります。
ところで、今回の麻疹騒動では、いずれも台湾がポイントになっています。
そこで台湾のCenters for Disease Control (CDC)に情報を見に行くと、その経緯が詳しく書いてあります。
ここで大事なことは、今回の台湾の集団感染の最初の症例では、タイで感染し、それから広がっているという事実です。
今回の日本の麻疹集団感染も元をたどればタイからの感染ということになります。グローバル化した現代では、自分が海外渡航をしなくても、今回の集団感染のように容易に海外から感染症が持ち込まれ、感染が広がってしまいます。
麻疹に対する防御抗体がある方は感染しませんが、防御抗体がついていない方は麻疹患者さんと接触すると感染してしまいます。
大事なことは抗体検査をすることです。当院では、積極的に抗体検査を施行しております。
特に海外渡航される方はほぼ全例、麻疹・風疹・おたふくかぜ・水ぼうそうの抗体検査をしております。
麻疹の予防接種を2回接種している方でも防御抗体がついていない方もおられ、抗体検査の重要性を再認識しております。
抗体検査をしていない方は、検査を受けてください。防御抗体がついていない方は予防接種をして頂くよう、お願い申し上げます。







