2018.01.15
中東呼吸器症候群について
WHO(世界保健機関)によると、2017年12月に、巡礼でサウジアラビアを訪れていたマレーシア在住の男性が、ヒトコブラクダと接触し、その後、中東呼吸器症候群(MERS)を発症し、マレーシアの病院に入院したとのことです。現時点では、他の感染者は報告されていないようです。
中東呼吸器症候群は、ヒトコブラクダとの接触によりウイルスに感染し、発症します。さらにヒトーヒト間でも感染力があるといわれています。
WHOは2012年以降、2123人の感染と740人の関連死の報告を受けており、致死率が高い感染症です。
予防策としては、ラクダへの接触を避ける、ラクダの生乳や尿を飲まない、調理不十分な肉は食べないといったことが必要です。
中東に行かれる際は注意しましょう。