けが・動物咬傷外来
当院は外科系のクリニックであり、ケガの処置及び動物に咬まれた場合の処置を行っています。
-
ケガの場合
受傷機転・受傷部位・程度・経過時間により治療は異なります。当院では全身の小外科的な処置(洗浄や縫合処置)を行っております。創部の処置は、局所麻酔を行い、傷の中をよく洗浄し、場合により縫合処置を行います。創部の汚染が強い場合や壊死した組織がある場合は、そうした組織を切除致します。創部処置の後は感染を防ぐため、抗生剤内服が必要です。
当院では特に頭部外傷に特化しております。ケガが生じた際はご連絡ください。
なお、頭蓋内に出血等が考えられる場合・整形外科的な骨折疑いの症例は、直ちに総合病院を受診して頂く必要がございますので、総合病院に紹介となります。当院ではレントゲン撮影は可能ですが、CT検査はできません。 -
動物に咬まれた場合
動物に咬まれた場合、まずは当院にご連絡ください。咬まれた場所、創部の状態により処置は異なりますが、局所麻酔を行い、傷の中をよく洗浄し、縫合は行わず、開放状態のまま創部管理とします。
動物咬傷の場合は細菌感染の可能性が高いため、縫合してはいけません。創部の汚染が強い場合や壊死した組織がある場合は、そうした組織を切除します。
開放状態のまま管理するため、創部が治癒するまでは時間がかかります。創部の状態により異なりますが、通常数週間~数か月程度かかります。創部処置の後は感染を防ぐため、抗生剤内服が必要です。
- 破傷風トキソイド曝露後接種
- ケガをした・動物に咬まれた場合、今までの破傷風ワクチンの履歴によっては、破傷風発症予防のため、破傷風ワクチンが必要になることもあります(曝露後接種)。傷の状態によっては、破傷風ガンマグロブリンが必要な場合もあります。
- 狂犬病曝露後接種
- 海外で動物に咬まれた場合は、狂犬病発症予防のため、狂犬病の曝露後接種が必要です。詳しくは、帰国後診療のページをご参照下さい。